7月の読書会

初めまして、吉田です。最近急激に暑くなってきて大変ですね。

遅くなりましたが、ミス研では7月の中旬に大倉崇裕先生の「七度狐」で読書会を行いました。

この作品の見立ての謎はタイトルにもなっている落語の「七度狐」ですが、落語では観客を飽きさせないために七度と言いながら一、二、七度目の化かしのみ語るのが現代では普通になっています。しかし、この作品では作者の創造によって省略された部分も補われたオリジナルの七度狐の見立てであるため、読者は見立てそのものも推理しなければなりません。そこが、この作品の最大の魅力でもあるのですが、参加者の間では、果たしてどこまで推理可能なのか、という話で盛り上がりました!

 

さて、話は変わりますが、今年も学祭であるむつめ祭に向けてミスフィリアと推理劇を鋭意制作中です!今年のむつめ祭は11/1~3と、例年より少し早くなっていますのでご注意ください。多くの皆様のご来場、お待ちしております!

4月の読書会

こんにちは、水世絃です!

 

4月下旬に東野圭吾先生の『マスカレード・ホテル』で読書会を行いました! 木村拓哉さんや長澤まさみさんなど豪華俳優陣による映画化でも話題となった作品です。

 

本はかなり厚めでしたが、テンポよく読み進められました。スピーディな展開だったのでそう感じたのでしょうか? 個人的な感想としては、とても面白かった!の一言です。「最近面白かった本は?」と聞かれたら、この本を推します。映画は残念ながら観に行けなかったのですが、テレビで放送されるときには観ようと心待ちにしています。

 

さて、会のほうでは、

「かなりの人数の登場人物たちがどのように関係してくるのか?」

「1つ1つの事件で気になることはないか? 関連はあるのか?」

などの議題が出まして、各人で少しずつ違う意見は発見があって面白く楽しい会となりました。

恒例となりつつある(?)推しキャラの話も出ました。私は新田さんが好きです。特に後半の新田さんがいい人でした。

この『マスカレード・ホテル』はシリーズで続編、前日譚も出されており、そちらを読んだ会員からは小ネタが満載で楽しいとのことでした。小ネタ好きの私としては、これはもう時間を作って読まなくては!と思います。

 

それではこの辺で失礼します。

皆様もよろしければ『マスカレード・ホテル』をお手に取ってお読みください。

お付き合いいただき、ありがとうございました!

1月の読書会

初めまして、水世絃です。

 

大変遅くなってしまってすみません!1月の読書会のご報告です。

今回の本は秋吉理香子先生の『暗黒女子』、映画化もされているイヤミスの作品です。

登場人物の女子高生の視点からそれぞれ描かれる日常と犯人捜し。一体誰の言っていることが正しいのか? 読んでいるうちに疑心暗鬼になってしまいました。同時に頭も混乱してしまったので、図を描いてみたりもしました。

会では様々な議題が出ましたが、そのうちの1つに映画との比較がありました。映画を観ていない人にはネタバレになってしまいましたが、なかなか面白い話題でした。

最後には人って怖いね、というところに落ち着いたような気がします。読んでいるときにはさすが”イヤミス”!と思いましたが、面白かったです。

 

それではこの辺で失礼します!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

12月読書会

メリークリスマス!ミス研では12/24に日本三大奇書の1つであるドグラ・マグラの読書会をしました。
むつめの打ち上げ中に12月はネタ回だから、という先輩の助言によって決まったものでしたが、いつも読んでるものとは傾向が違うのもあり、読むのに1ヶ月近くかかってしまいました。中には途中で気が狂いそうになったという人も。
かなりの確率で語尾に?がついていたり、1つ1つの議題に対して「私はこう解釈したけど」「いやいやここのくだり的にどちらかといえばこっちではないか?」などなど参加者それぞれの意見が交錯しさらに皆の頭が混乱してしまったりしたため、一般人が全て理解するのは無理なのではという結論に辿り着いたなんとも不思議な読書会でした。
個人的には同じような意見でも少しずつ解釈の仕方が違ったりするところがとても面白かったので、他の人の意見もいつか聞いてみたいです。来年もまた12月はドグラ・マグラで!なんて話も出てましたし……。私も2周目ではまた違う意見になりそうです。

今年の活動はこれで終わりですが、来年も楽しくやっていきたいです。それでは皆さん、よいお年を〜。

五,六,七月の読書会

初めまして、三鷹綾美と申します。

久しぶりにミス研日記を覗いてみたら四月から更新されていなかったので、とても驚きました。ちゃんと活動はしてましたよ! 

そこでとりあえず五,六,七月に行われた読書会について簡単にお話ししようと思います。

五月は円居挽先生の「丸太町ルヴォワール」です。

特に印象に残っている議題は「丸太町ルヴォワールは実写化可能なのか?」というものですね。工夫次第ではいけそうな気もしますが、それによって作品の根本が変わってしまうのは怖いです。個人的には実写化は無理そうな感じがします。でも映像化したら絶対見に行きます。絶対です。

六月は島田荘司先生の「占星術殺人事件」です。

と言ってもこの読書会では作品そのものよりも、島田荘司についての方が熱く、司会者から語られました。「石岡君が好きです!」と言った私に対し司会が言ったことは「龍臥亭事件を読みましょう!」でした。しかしながら上下巻かつ分厚いので未だに手が出せていません……。卒業までには読みます!

七月は米澤穂信先生の「春期限定イチゴタルト事件」です。

こちらは私が参加していないので、今隣にいる会員達に感想を伺いたいと思います。

「五,六月とはテイストが違う作品でした」

「漫画版と比較しながらの読書会でした。ココアを作るところが分からなかった」

「覚えてないよ! でも楽しかった」

……一体どんな読書会だったのでしょうか。

 

さて、次の読書会は十二月になるかと思います。今度はちゃんと日記を書くように会員には言っておきます。

十一月にはむつめ祭もあります。今年も犯人当て推理劇とミスフィリアの販売を行う予定ですので、よろしければ是非お越しください。劇もミスフィリアも完成次第またお知らせしますね。それでは。