8月の読書会

皆さん、こんにちは! 水世絃です。涼しくなったり暑くなったりと不思議な天気が続いていますね。そして、気づけば9月になってしまいました。夏があっという間に過ぎていってしまいます……。

さて、今回は8月の読書会について。青崎有吾先生著『ノッキンオン・ロックドドア』で行いました。この作品は、不可能担当と不可解担当の二人の探偵が登場する短編集です。短編それぞれについて、不可能の謎はこれか、不可解の謎はこれか!と話が盛り上がり、参加者の熱が籠った会となりました。会の詳細は今後発行予定の「MysPhilia Vol.23」に読書会レポートとして掲載する予定ですので、そちらを読んで頂けたら嬉しいです!

探偵が二人いるこの作品は、バディものが好きな私にとっては二度も三度も美味しい作品でした。同じ一つの謎でも、一体どうやったのか、またなぜそれを行ったのか、という異なる視点から見ることができ何度も驚かされました。『ノッキンオン・ロックドドア』は続編も発売されていますので、ご興味を持った方はぜひそちらも読んでみてください!

では、今回はこの辺で失礼致します。ここまで読んで頂きありがとうございました!

7月の読書会

皆様、いかがお過ごしでしょうか。お久しぶりです、水世絃です。気づいたら夏休みになってしまいました。早すぎます……。

暑くなったり雨が降って涼しくなったりと大変な天気が続いていますね。体調管理に気をつけて楽しく過ごしたいものです。

 

さて、大変遅くなってしまいましたが、7月の読書会についてのご報告です。似鳥鶏先生の『叙述トリック短編集』で行いました。

叙述トリックと銘打っている作品ですが、私はまんまと引っかかり「あれ!?」と叫びながら読みました……。ネタバレしてしまいそうなので、詳細は控えます。一番印象深いのは、「貧乏荘の怪事件」でしょうか。注意力が足りないなぁ、としみじみ思ってしまいました。短編集なので、様々な趣向が凝らされた作品を一冊で読むことができ楽しく拝読しました。単行本でも文庫本でも、カバーにも仕掛けがありまして、とても好きな作品です。ご興味を持った方はぜひ読んでみてください!

それでは、今回はこの辺りで失礼します。ここまで読んで頂きありがとうございました!

5月の読書会

皆様、いかがお過ごしでしょうか。水世絃です。

あっという間に暑くなってきてしまいましたね。熱中症などに気をつけていきましょう!

 

さて、今回は5月の読書会についてです。有栖川有栖先生の『ロシア紅茶の謎』で行いました。

犯罪学者の火村と推理作家のアリスのコンビが登場する作品で、国名シリーズの第一巻です。私はこの二人が登場する作品が大好きで、短編も長編もいつも楽しく読ませて頂いてます。この国名シリーズで強く印象に残っているのは、『インド倶楽部の謎』でしょうか。あやしげな雰囲気で面白かったです。

会ではそれぞれの短編についての話題が出ましたが、特に強烈な印象に残っているのは表題作「ロシア紅茶の謎」と言っている人が多くいました。私も犯人の大胆な行動に驚きました。挑戦しようとすら思いませんね……。怖すぎます。また、「ルーンの導き」、「屋根裏の散歩者」、「赤い稲妻」などに言及する人もいました。それぞれ注目する点が異なり、なるほどそういう見方もあるか!と面白い発見もありました。

皆様もぜひ、国名シリーズや火村・アリスコンビが活躍する作品をお手に取ってみてくださいね!

 

では、今回はこのあたりで失礼します。ここまでお付き合い頂きありがとうございました!

4月の読書会

皆様、いかがお過ごしでしょうか。お久しぶりです。水世絃です。

もう4月も終わってしまいましたね……。今更ではありますが、一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 

さて、ミス研では、オンラインにて説明会を行い多くの方にご参加頂きました。ありがとうございました!

また、読書会もオンラインで開催しました。久しぶりでしたが、とても楽しい読書会でした!

課題本は、綾辻行人先生の『十角館の殺人』。私がミス研に入って一番最初の読書会もこの本でしたので、とても思い出深い一冊です。前回も今回も一晩で一気読みしまして、何度読んでも面白いなあと感じました。館シリーズはほとんど読み進められていないので、これを機に読んでいこうと思います。もしオススメの「館」がありましたら、ぜひ教えてくださいね!

会では色々な話が出ましたが、それを書くとネタバレになってしまいそうだ……、とこの日記を書きながら頭を抱えています。かなりぼかしますと、伏線や挿絵について、また時系列を整理しながら読むのは頭使うよね、といった話が出ました。(私はとある人物の殺害方法が怖すぎてめちゃくちゃ印象に残っているという話をしたのですが、あまり共感は得られませんでした。残念!)

 

それでは、今回はこの辺で失礼します。皆様もぜひ、『十角館の殺人』お手に取ってみてください!

そして、まだまだ不安な世の中ではありますが、ぜひお体にお気を付けてお過ごしください。最後までお付き合い頂きありがとうございました!

9月・10月の読書会

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

あっという間に10月も終わり、一年過ぎるの早すぎない・・・?とカレンダーを眺めて戦慄しております。

 

さてさて、9月と10月、それぞれオンラインで読書会を行いました。当サークルでは初(?)の試みでしたが、これまでの読書会同様、様々な意見が出て盛り上がりました!

まず、9月の読書会について。課題本は赤川次郎『死者の学園祭』でした。私水世は残念ながら参加できませんでしたが、登場人物の思惑や行動、事件の鍵となる道具にも注目した意見が多く出たそうです!また、映画化もされている作品で、こちらに関する話題もあったとお聞きしました。もちろん、推しキャラの話も・・・・・・!

私がこの本を最初に読んだのは小学生くらいのときでしたが、今改めて読むと、また違った視点で読めてとても面白かったです!

そして、10月の読書会は、東川篤哉『放課後はミステリーとともに』で行いました! こちらは短編集ですので、一つ一つの短編について気づいたことを話し合いました。物語の随所にフフッと笑えるネタが数多く散りばめられていて、そのネタについてももちろん議題に! また、それぞれのトリックについて、実際にできそうか? といった視点でも話し合いました。本当に様々なトリックが出てくるので、興味を持った方はぜひお読みください!

 

以上、読書会のご報告でした!

この二つの読書会については、ただいま詳細をまとめたレポートを作成中です。発行を検討中の会誌「MysPhilia Vol.22(仮)」に掲載予定です! 詳しいことが確定次第HP等にてお知らせ致します。

それでは、今回はこの辺で。読んで頂きありがとうございました!

これからどんどん寒くなっていくかと思いますので、どうぞお体にお気を付けてお過ごしください~。